恋の唄 

うそ80%と真実20%で文章を綴っていい?

マスカラ

マスカラの始まりは艶やかでボリュームたっぷり

アイメイクの最後にぱっちり決まる

ボトルが倒れても、液体がこぼれるわけではないけれど

ときめきいっぱい蓄えて

あれ? わたしってこんなに可愛いかったけ?

 

マスカラのボトルは不透明

終わりがどこなんだかわからない

ある日、気がつく

カサカサになってのりが悪くて

ちょっとぉぉぉ

穂先でボトルをかき回す

残りを探して

 

あれ?

まつげが伸びないよぉ

つやつやどこへ?

 

もう終わりなの

もうなんにものこってないの

ちょっとはわたしの力になってちょうだいよ

今日1日だけ、あともう少し

わたしがぼやけちゃう

 

ムリヤリかき回したって無駄なこと

わかってること

新しいマスカラ、そろそろ買わなくっちゃ。。。。

 

 

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かつて、とてもきれいな女性が

「姪っ子がわたしの化粧するとこをじっとみてたけど

マスカラ載せるとき、息を殺してじぃっと見てた」っていう

言葉が忘れらない。

マスカラの心って女の子にしかわからないですよね。