世界がこんなにも色褪せる
失恋ってしたことがなかったから、世界の色彩がなくなるなんて
思いもしなかった。
ほんとうに色褪せることがあるんだ。
驚きながら、こんな体験できてよかった。
好きな人がそのすきな人とはっぴぃに時間をすごしているの
すごくうれしいんだ。
つよがりじゃなく、私には出来ないことだからね。
だからそのおかげでできているこの体験がうれしい。
うれしいけれど、私の目に映る世界の色彩の半分は色がない。
キラキラも私の心に入ってこない。
去年までは、バレンタインの前はドキドキでワクワクだった。
今年はあの会場に踏み込まない。
何を見てもおいそうだけど、あげられないから。
好きな人の喜ぶ顔が見えないなら私の世界は灰色。
今朝、鏡に映った私の顔は
いつもより落ちついていた。
いつもより綺麗だった。