波瑠の夢
「・・・ちゃん、結婚しよう」
って夢の中で聞こえちゃったんだ。
誰の名前か、誰がいってたのかわからなくて。
姿は出て来なくてね。
彼岸が近づくと見る実家の古いほうの記憶の
切り取られた窓からみえる
明るい光のそそぐ庭。
見てるのは私。
人の姿はない風景。
いろんなことがいっぺんに転換しそうな気がして
不思議な気持ち。
だけど心地よい。
物語じゃないから、人生のエンドロールは1回きり
だけど、節目のような転換点のようなところってある。
いろいろ気持ちは片づかないところもあるけれど
それでもこんな夢がみれてよかった。