恋の唄 

うそ80%と真実20%で文章を綴っていい?

どこに

最近のこの気持ちは何処に書けばいいのだろう

全然、タイトルの趣旨と違うことばかり

みんな、やさしいな〜

って言うのと

何十年ぶりかの静かなお盆休みと

家に中に通る風のここちよさ

これに長い廊下と水で冷やしたスイカがあればねって

贅沢な欲望

 

この世に生まれてきて

親近者に囲まれる狭い世界で

幾ばくかの自分の根っこを獲得して

ほいって

終わりが見えない世界に放り出される

だから、

回りと自分で擦ってみたり、閉じこもってみたり

離れてみたり、ちかづいてみたり真似したり

根っこの上にちょっとずつなにかを積み上げて

そうしていつも今に至る。

 

もうジャンプして根っこを切り取ったり

宙に浮かんで流れてしまえないけれど

少しは許していい気持ちになる。

どうしたって、こんな形になるだろうから

 

ありがたいことに

何かをばっさり切り取って

なくしてしまわなくちゃいけないことになどに出会わなくて

みんなの優しさを

ときおり、当たり前のように感じられる

 

こういう気持ち

どこに置いておいたらいいんだろう

このまま死んだら、すごくしあわせな顔してると思う。

昼下がり

夏の昼下がりに

眠気にまかせてうとうとするのが気持ちよくて

昼はどこかで休んでたい

 

夏の昼寝はとてもリラックスしていて

宇宙に籠もって

周りの音もなくなる

 

日差しの明るい夢の中に

あなたが出てきて笑う

あなたが私の腕をとって

密やかな声がようやく聞こえる距離まで

接近する

あなたの息も匂いも

なくしたくなくて

時が止まらないかと願う

 

しあわせで涙がこぼれそうな自分と

冷静に

しばらく会っていない自分がおかしな事になっていないかと

頭から脚までスキャンする

 

ちょっとだけ

とびきりの笑顔と

優しい声が再現できて

これは夢なのだと

気づいて目を覚ます

 

日が少し傾いた