昼下がり
夏の昼下がりに
眠気にまかせてうとうとするのが気持ちよくて
昼はどこかで休んでたい
夏の昼寝はとてもリラックスしていて
宇宙に籠もって
周りの音もなくなる
日差しの明るい夢の中に
あなたが出てきて笑う
あなたが私の腕をとって
密やかな声がようやく聞こえる距離まで
接近する
あなたの息も匂いも
なくしたくなくて
時が止まらないかと願う
しあわせで涙がこぼれそうな自分と
冷静に
しばらく会っていない自分がおかしな事になっていないかと
頭から脚までスキャンする
ちょっとだけ
とびきりの笑顔と
優しい声が再現できて
これは夢なのだと
気づいて目を覚ます
日が少し傾いた